この記事のまとめ
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の構成は、6割がアメリカ株式
- リスクを最小限にしたい方は、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)だけで良い
- アメリカ株式が中心でいいけど、新興国株式も少し購入しておきたい人は両方がオススメ!
オールカントリーと、S&P500が有名だけど、両方買うべき?
2024年1月から新NISAが開始され、つみたて投資枠の銘柄を悩む方が多いと思います。
結論は、リスクを最小限にしたい方はeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)のみでよいと私は思っています。
両方買ったとしても、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の中の6割はアメリカ株式が占めており、結局は分散になっていません。
私自身は、アメリカ中心でいいと思っておりますが、新興国株式も少し割合が欲しいと思い、両方をつみたて購入をしています。
この記事では、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基本からしっかり説明し、
両方買うメリット、デメリットについて解説しています。
オールカントリーとS&P500の基本を理解しよう
オールカントリーとS&P500の基本について解説します。
① オールカントリーの基本
オールカントリー指数は、世界中の株式市場をカバーする広範な指数です。
これに投資することで、世界中の株式市場に分散投資することができます。
対象地域の割合は、下記となっています。
- 先進国株式への投資が全体の約80%を占めています。
- その中でも、アメリカ株式が最大の割合を占めており、全体の約60%です。
- 新興国株式への投資は約12%で、その中で中国が最大の割合を占めています。
- 日本株式への投資は約6%です。
オールカントリー指数は、多くの国と地域の株式を含むため、地域によるリスクの分散が可能となります。
② S&P500の特徴
S&P500は、アメリカの500大企業の株価を基にした指数です。
この指数は、主にアメリカの株式市場に上場している500の大企業をカバーしており、米国公開企業の市場資本化の約80%を占めています。
したがって、S&P 500の地理的対象はアメリカ合衆国に限定されます。
S&P500に投資することで、アメリカの大企業の成長に連動するリターンを期待できます。
③ 両者の違い
オールカントリーとS&P500の最大の違いは、カバーする市場の範囲です。
オールカントリーは世界中の市場をカバーしているのに対し、S&P500はアメリカ市場に限定されています。
対象地域:
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、全世界の株式市場(先進国と新興国)に投資します。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、アメリカの大手企業に限定された指数です。
銘柄の範囲:
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、世界中の多様な市場に上場している多くの企業に分散投資します。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、アメリカ合衆国の500の大手企業に限定されます。
投資家は、自分の投資目的に合わせて、これらの指数を選択する必要があります。
アメリカだけでいい!って方は、S&P500に投資でよいと思いますよ。
オールカントリーとS&P500を両方を買うメリットとデメリット
オールカントリーとS&P500を両方買うことのメリットとデメリットについて解説します。
① 買うメリット
オールカントリーとS&P500を両方買う最大のメリットは、より広範な市場への分散投資が可能になることです。
オールカントリーは世界中の市場をカバーしているのに対し、S&P500はアメリカ市場に集中しています。
このため、両方を組み合わせることで、地域リスクを分散し、グローバルな視点での投資が実現できます。
② 買うデメリット
一方で、両方を買うデメリットとしては、特にS&P500の重みが大きい場合、全体のポートフォリオがアメリカ市場に偏重する可能性があります。
これは、オールカントリー指数自体もアメリカ市場の比重が高いため、結果的にアメリカ市場への過度な露出につながる恐れがあります。
要するに両方買うことで分散しているようで、オルカンにもアメリカが6割含まれているので、分散になってないんです。
③ 投資初心者への影響
投資初心者にとっては、両方を買うことで投資の複雑さが増す可能性があります。
初心者は、まずは単一の指数に投資することから始め、徐々にポートフォリオを拡大することが推奨されます。
また、両方を購入する際は、それぞれの指数の特性を理解し、自分の投資目的に合ったバランスを見つけることが重要です。
私も初めて投資信託を買った銘柄は、S&P500を特定口座で買ったよ~
オールカントリーとS&P500どっちが人気?
楽天証券の投資信託ランキングをみてみましょう。
ランキングを見る限り、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が1番人気ですね!
SBI証券も同様なランキング結果でした。
私自身は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)月5万、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)月5万、合計月10万を毎月つみたてしています。
アメリカもいいけど、新興国にも少し分散をしたいなという気持ちから両方買っています
オールカントリーとS&P500口コミはどう?
オールカントリーとS&P500に関する実際の投資家の意見をX(旧Twitter)から抜粋してみました。
① 両方購入しているひとの口コミ
多くの投資家は、オールカントリーとS&P500の両方に投資することで、リスクを分散し、安定したリターンを目指しています。
実際の投資家の中には、オールカントリーによるグローバルな分散と、S&P500によるアメリカ市場の成長への露出をバランス良く組み合わせる戦略を採用している方が多い印象です。
② オールカントリーのみ購入しているひとの口コミ
次にオールカントリーのみに投資をしている投資家を抜粋しました。
悩むぐらいなら、または初心者はオールカントリーがオススメ!という投稿が目立っていました。
③ S&P500のみ購入しているひとの口コミ
S&P500のみ購入している人の口コミを抜粋してみます。
直近でS&P500が最高高値を更新したニュースもあり、評価額が増えた方の投稿が目立ったイメージです。
オールカントリーとS&P500の旧NISAの運用実績
実際に私の投資運用結果を公開します。
新NISAからSBI証券へ移管してしまい、旧NISAのみの結果ですが、このような結果となりました。
私は、旧つみたてNISA枠では、オールカントリーに月1万円、S&P500に2万3333円のつみたてをしていました。
夫は、S&P500のみ月33333円のつみたてをしています。
結果、つみたて歴は3年程度ですが、現時点ではS&P500のみの方が評価益は高い結果となっています。
より高いリターンを得たい方は、S&P500の方が良いかもしれません。
が、しかし10年後、20年後はどうなっているか誰にもわかりません。
必ず、投資をする際は、自分でしっかりと考え、自己責任で投資をしましょう。
まとめ:オールカントリーとS&P500を両方買うべき?
投資初心者や、両方買うべきか悩む人は、オールカントリーのみで良いと思います。
オールカントリーも6割は米国株式を含んでいますし、結局は米国株を含んでいるからです。
直近の結果を見て、これからも米国株式が一番いいだろうと思う方は、S&P500をオススメします。
私のような米国株の割合は多くてもいいけど、それ以外の国も買っておきたいな、という方は両方でいいんです。
投資に正解はありませんし、つみたて投資は長期的な運用でこそ、効果がでます。
なので、悩んで投資を開始が遅れるぐらいなら、オールカントリー1本で1日でも早く投資を始めることが一番大切です。
ニュースや、SNSなどで新NISAの話題をよく目にすると思いますが、
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